死の覚悟
今日、妻の肺近くの静脈にある血栓と癌の手術について、循環器科の先生が話にきたらしい。
手術の話しを聞きたいのなら、今すぐに転院することになると言う。
妻とどうするか電話で話した。
手術をすれば、また体が弱り、それにそもそも手術してくれるか分からないほどのこと。
がんセンターの先生はお勧めできないと。
どのみち、もう体全体に癌が侵入してきている。
要は、がんセンターの方では、というか、普通そこまでしないとのことで、
要は、「諦めて!」ということ。
どうするか、妻と話し合った結果、その手術をしたことで、2度と家に帰れないかも知れない。
結果、「もう諦めよう」と私は口にした。
少しでも家に帰り、余生を過ごそうと。
「帰っておいで」と私は言った。
...辛かった。仕事中だけど、涙が止まらない。