治験とカウンセラー
血液検査の結果は、維持状態でした。
といっても、退院から、まだ二日しかたっていないけど・・。
で、今日は、静脈にある血栓と癌の手術をどうしますか?と聞かれました。
結果から言うと、妻は迷っていたけど、私は、もういいと答えました。
抗癌剤治療は全く利かず、血栓だけ出来てしまったことに、私は不信感を抱いています。
抗癌剤をやらなかった方が良かった。
これならホルモン剤治療をしたかった。
初めにその話が出た時に、「抗がん剤治療は私は体調も弱りそうで不安だ」と訴えました。
けど、医者は、「何でですか?」と半ば強引にやるように持って行った。
抗癌剤治療に対する説明不足でもありました。
こっちは素人なのだから、医者にやるしかないと言われればやるしかない。合併症になること、血栓ができやすいことなど聞いていない。
不信感だらけです。
医者が妻の寿命を縮めたんです。私はそう思っています。
そして、今日、治験という手があることを言ってきた。治験とは、まだ国が承認していない。つまり保険が適用されていない、
つまりは、まだ結果がどう出るか分からないものを試すということです。
要は、人体実験。
さらに金までかかる。
ありえません。
これ以上、妻の体を使って、データーを得ようとする。
金までかけさせる。
信じられません。
で、これ、医者と話しをしている時には、治験という説明もちゃんとされませんでした。
治験の意味が分かったのは、その後に、「心のカウンセリング」、つまり話を聞いてくれる別の先生に聞いたからです。
それまで治験の意味も分かりませんでした。
それにしてもカウンセリングというのは聞いたことがありますし、そういう本も読んだことがあります。
要は、「とことん話を聞いてあげる」ということで、、全く否定しないし、喋らせるみたいな感じです。
そのやり方を実際に見て、こうやるのかと変に関心してしまいました。
妻は、さんざん喋って、不安を口にし、泣いていました。
殆ど喋っていなカウンセラーなのに、人の心を動かすのは大したものだと思いました。